沖縄に移住したい、けどできないのなんでだろう
関西出身のもきちは学生のころから沖縄旅行が好きで、いつかは沖縄に移住したいと思っててん。
でも、大人になってからは5回以上は引っ越してきたけど、沖縄だけには移住する気になれんかってん。
今から振り返って考えてみると、もっと早く移住したら良かったのにと思うけど、その時は
「沖縄移住するのはちょっとなぁ」
という気持ちが強くてなかなか踏ん切りがつかんかった。
今回はそんな「沖縄移住したいけどなんか行きづらい」という人に、どうやったら行きやすくなるかもきちなりに提案してみるで。
そもそも行きづらい理由はなんやろ
住んでいる場所を変えるというのは誰しも少なからず不安やストレスはあるもの。
もきちも色々なところに引っ越した経験はあるけど、どれも引っ越し前後はしんどかった。
まずは仕事どうするのか、物件はここで大丈夫か、ご近所さんはどんな感じか、スーパーや病院はあるか、子供がいるときは近くの保育園どうなんかとか、決め事がめっちゃ多い。
それにお金も結構かかる。単身と家族ではまた違うけど、家具や家電を買いなおしたり、運んだり、荷造りしたり。

後は友達や仕事仲間との別れなんかも不安になる。
うん、実際に書いてみると引っ越しってデメリットしかないなぁ。
今までもきちが引っ越してきた理由は
- 仕事を変えるため
- 通勤環境を変えるため
- 今住んでいる場所に問題があった
- 家族の事情
といった、自分で能動的に引っ越したいというより、仕事や環境的に引っ越したほうがいいかという感じで移動してきてん。
ということは、今の住環境に満足してたら引っ越す必要性は感じないってことなんよね。
もきちが沖縄移住したい理由は、沖縄の雰囲気や土地が好きやから引っ越したいわけで、能動的な理由。
つまり沖縄に移住するためには、能動的な理由だけでは弱くて、移住せざるを得ない外部環境の後押しが必要やったってことなんよ。
そのきっかけが、うちの場合は家族の病気と退職という状況。
そうなって初めて沖縄移住が明確になってきた。
沖縄移住するには能動的な理由だけでは人は動きにくい。
移住せざるを得ない環境を作り出すか、自分を追い込む必要がある
島国というハードルの高さ
同じ引っ越しでも、隣町に引っ越すのと、海外に引っ越すのとではハードルの高さが違うのは当然のこと。
人間は無意識に自分が生活している場所に馴染む性質があって、住めば都という言葉にもあるように、長年住んでいる土地には愛着が湧くもの。
現状維持を望む人の本能からは、ホームを離れるのは心理的にとても抵抗がある。
引っ越しを繰り返す、海外移住も繰り返せば段々と慣れていくけど、最初は誰でも不安になるのは当然。
特にもきちが沖縄移住の時に感じたのは、よくわからない恐怖。
沖縄という本州と離れた島国に移り住むことが、根源的に怖いなと思ってん。
日本自体島国なんやけど、本州は橋などでつながっているので、極端な話北海道から九州まで地続きという安心がある。
でも沖縄はそこから物理的に切り離されるという、なんだかよくわからない感情になったのを覚えてる。
それでも移住した5年目ともなると、
「いや飛行機ですぐどこでもいけるやん」
という感じで、逆に沖縄の方が便利じゃないかとすら思うようになった。
ということは、沖縄移住の恐怖感は、島という特性が増幅させてるってことがわかる。
沖縄といっても日本国内。本州とほとんど変わらないし思っているほど不便でもない。恐怖感の正体は海を隔てて繋がっていないという心理的要因が大きいかも。
生活していけるのかという不安
引っ越しをするたびに仕事やライフスタイルが変わるので、生活していけるかどうかというのは毎回不安になる。
沖縄の場合他府県に比べ給与水準が低いため、生活が苦しくなる可能性が高いけど、それ以上に当時のもきちが思ってたのは
「生きていけるのか」
という怖さ。
いや、沖縄にどんだけビビってるんやって話やけど、実際にその当時はそれだけ不安が大きかってん。
普通に考えて、仕事があって住む場所が決まっていたら、生きていける。

もちろんもきちは仕事も住む場所も決まってから移住したんやけど、それでも実際に住むまで怖いなぁって思ってた。
今でもその気持ちは消えてなくて、半分なんくるないさぁ、半分大丈夫やろうかという気持ちがせめぎあってる。
これって失敗したら終わり感が引き起こしてるんじゃないかと感じる。
今までの引っ越しは、仕事がそこにあるから、家庭の事情など、その土地に住む理由はあれど目的ではなかったんよ。だから仕事が変わったらまた移動するし、なんか住みにくいなって近隣に引っ越すことにも抵抗はなかった。
けど沖縄には住みたい目的で移住してるから、この土地での仕事や生活、人間関係に失敗したら、もう住めなくなるという怖さがあるんよね。
この怖さを克服するには、結局お金。安定した収入というのが肝なんやけど、沖縄で安定して収入を得るには公務員や大手企業に入るしかないというのも現実。
そう考えると、沖縄にどうしても行きたくてきましたって人より、何となく気づいたら来てましたって人の方が移住生活は長続きするかも。
だって生活できなかったらどうしようって恐怖も、嫌やったら引っ越せばいいやんというマインドでいれたら楽よね。
逆に沖縄生活が理想とかけ離れていたとしても、期待してない分失望もないからね。
沖縄に対する過度な期待と思い入れはなくすべし。
沖縄に来たくて移住することは喜ばしいが、住めなくなってもまた引っ越すという選択肢は常に残しておく
まとめ
沖縄移住したいけどどうしてもできない人は、心理的なハードルが高いんちゃうかなっていうのがもきちの経験から感じたこと。
そんな場合は強制的に沖縄に移住せざるを得ない状況に追い込むのもひとつの手。
今の仕事辞めちゃうとか、沖縄の人と結婚するとか、住むより先に仕事沖縄で決めちゃうとか。(無責任)
例えば貯金をいっぱいして、沖縄のベストな物件見つけて、仕事も高収入なものやリモートできるものを確立して、なんてできたら理想やけど、もきちはできなかった。
というより、そうしようと思ったら実現できるの50歳近くなってるんちゃうかなって。
その時にできることとか、自分や家族が生きてるかどうか考えると、今ではもっと早く移住してても良かったかなというのが個人的な感想。
なにはともあれ、沖縄はとっても素敵で住みよい場所。
別に終の住処と考えなくて、気に入らなかったらまた引っ越せばいいと思うので、一度は沖縄の空気を感じる生活をしてみたらどうやろか。
ということで今回は沖縄移住したいけどできないのなんでっていう話でした。