移住者向けの提言が何やら問題視されてるようで
福井県池田町の移住者向け提言は、池田町のみならず町外の人達からも賛否両論あり、議論になっているようで。
自分は以前は都市部に住んで、今は伊江村という村に移住し、昔香川の田舎に住んでいたこともあるので、賛の意見も否の意見も、とても気持ちが分かる。
今回は個人的に思ったことを書いてみよかな。
地方独特のルールや掟は必ずある
地方に暮らしみると、その土地土地で決められたルールややるべきことがあるのは事実。
都会に住んでたら、確かに近所付き合いなくても大丈夫やし、誰に見られるでもなく自由に過ごしてるよね。
隣に誰が住んでるんかもわからん時あった
でも、地域によってごみの分別法が違ったり、指定のごみ袋があったり、役所の独自ルールや住民特典あったりするやん?
地方に住むっていうのは、そのルールの延長線上みたいやなって思って。
だから「池田暮らしの七か条」って、要するに
移住者向けガイドブック
って位置づけで作ったんやろうなって想像できる。
実際に地方に住んでる身としては、わざわざ付き合い方書いてくれてるの親切でええなぁと思った。
それでなくても移住者は気を遣う
まぁこんな七か条なくても、普通の移住者は、引っ越してしばらくは気を遣うし、どうやって地域に溶け込もうかとか、嫌われないようにしようとかめっちゃ考える。
外歩いても、変なことできないなとか、誰かと話しても、この人はどこと繋がってるか分からんから気抜けないなとか。
そういう人にとって、住民との付き合い方を教えてくれる七か条はありがたい存在。
でも、この提言は
偉そうにしてる移住者や、行事に参加や協力しない移住者向け
に作ってるからトゲがあるんよね。
これってなんかもったいない。
地域と仲良くしたい、溶け込みたい移住者
→七か条ちゃんと守ろう、でも言い方きつい
地域に協力する気のない移住者
→なにこれむかつく、さらに疎遠に
この七か条には怒りやネガティブな気持ちが含まれていて、
移住者をひとくくりにしているところが炎上する一因になったんちゃうかな。
せめて「池田町に住むとこういう良いところがあるよ、みんなで協力したら楽しいこともあるよ」ってポジティブに言ってたらまた違った結果になったかもしれんけど。
色んな人がいる
移住者の中には、地域とうまく付き合ってる人もいるし、まったく付き合うつもりがない人もいる。
行事に協力したり参加したいけどうまく飛び込めない人もいるし、引っ込み思案な人もいる。
それを「移住者」とひとくくりにされると悲しい気持ちになる人もいるやろな。
逆に元々住んでる人にも、いい人悪い人、いろんな考えの人いるし。
それをひとくくりに「田舎の人は」なんて言われたら、気分良くないと思う。
だから本来は一人一人の移住者と向き合うべきで。それができるのが地方の行政なんやろうけど、
移住者VS地域住民
みたいな構図になるのだけは避けたいところ。
個人的には池田町正直でおもろいなって思うで。